作務衣及び甚平制作

作務衣(さむえ)や甚平(じんべい)の作り方や型紙、パターン、縫い方について書いていこうと思ってます。

新しい靴 山登りのための足慣らしのすすめ

山に登るために登山靴を購入しました。
キャラバンのトレッキングシューズです。
これを履いて、まずは大山へ登ろうと思います。

しかし、いきなり新しい靴を履いて高い山に登るのは禁物です。

まず、慣らしのために履いて近所を散歩します。
これは普通のスニーカーでも一緒だし、多くの人が実践されていることだと思います。

その次に、登山靴の場合は、未舗装でそれなりに斜面がある山にトライする必要があると考えています。

今までの経験を振り返ると、平地では歩けても、山の途中でどうしようもなく足が痛くなることが結構ありました。
せっかく交通費やガソリン代、短くない時間をかけたのに、登っている途中で引き返したり、全行程耐え切ったとしても足の痛みしか記憶に無かったりするのは、とても残念なことです。

グループで行ったときなどは特に、他の同行者にも心配をかけてしまうし、一人だけ引き返して帰るのが雰囲気的に難しい場合が多く、ましてや全員で引き返すとなると大ごとになるので、山歩きに慣れていない靴を履いていくのはマナー違反に近いものがあります。

その他に、特にミドルカットの靴などは、足首や小指、または予想もしないところに、どうしようもない圧迫感があったりします。これは程度に個人差がありますが、私はとても耐え切れない痛みで途中下山したことが何回かあります。

新しいトレッキングシューズは、平地のためし歩きの次に、低山で慣らしが必要です。
比較的行きやすく、かつ標高差がたいしたことない山にとりあえず行ってみて、足慣らしをすることが重要なのです。

昔、バブル時代くらいは、足慣らしのための山として、東京都八王子市にある高尾山(標高599m)がちょうど良かったようです。高尾山口駅が標高191mのため、ちょっと足慣らしのためには歩きがいがありすぎる気もしますが、ケーブルカーとリフトがあるので、リタイアしたらそれを使って下りてくれば良い、というのはとても安心です。登山道が複数あり、ほぼ舗装されている道から、本格的な登山道まで、登山者の好みや技量によって選べるのは大きなメリットです。

ただ、昨今の登山ブームで、高尾山は非常に混みあう山となってしまいました。京王線の高尾山口駅から歩いてすぐ登山口に行けるという抜群のアクセスは、他になかなか見当たらないでしょう。
土日は行ったことがありませんが、平日でも夕方の原宿竹下通りくらいには混んでいたりします。レストランガイドのミシュランに掲載されたらしく、しばらく混雑は続きそうです。

どこで足慣らしをすればよいか悩むところです。

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丹沢 大山の山容について

かねてから希望していた丹沢の大山(おおやま)。

遠くから見ると、大山は山脈の連山という感じではなく、1つだけ周囲の山より高く見え、三角の山容がわかりやすく、山座同定(さんざどうてい)が比較的容易なため、人に説明しやすいと思います。

普通、
「ほら、あれが○○山だよ」
と指差しても、
「あれって、どれ?」
「あれだよ、あっち」
「あっちじゃわかんないよ~」

ということになりがちですが、大山の場合は、
「ほら、あれが大山だよ。大きくて三角に尖っている山」
と言えば、理解するつもりのある方にならほぼ分かってもらえそうです。

理解するつもりのある方には、というのは、理解するつもりのない人には、何を言っても響かないからです。
夏に、小田急電鉄小田原線の神奈川県内区間で、次のようなセリフを言っている中年婦人グループがいました。

熟年婦人A「あら、今日は大山がきれいに見えるわね。」
熟年婦人B「山って、たくさん見えるけど、どれだか分からないわ。」
熟年婦人C「まあ、今日は低い雲が少ないって事かしら。」
熟年婦人D「富士山はさすがに見えないわね。」
熟年婦人A「冬晴れの日は富士山がよく見えるけど、今の季節は見えないものね。」
熟年婦人D「富士山は冬のほうがきれいよ。雪がかぶっていたほうが見栄えがするの。」
熟年婦人C「冬は真っ白だから、山頂に少し雪が残っているくらいがいちばんバランスよく見えるわ。」
熟年婦人B「富士山なら見分けがつくわ。」
熟年婦人C「大山はどう?」
熟年婦人B「もう、どれがどれだか。」
(以下延々と続く)

熟年婦人Bのように、富士山以外見分けがつかない人、見分けようともしない人は、少なくないと思われます。
地元の人であれば、学校時代に遠足などで登った経験があるかもしれませんが、他の地域の人には山座同定は厳しいかもしれません。

ただ、山座同定のスキルは中々身につくものでないとしても、自分の登る山がどこなのかは把握しておくべきと考えます。そうでないと現在地を見失いかねず、遭難の可能性が高くなります。
熟年婦人たちは登山ルックではありませんでしたので、山の安全という意味では安心しました。

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環境の日について

6月5日は環境の日だそうです。
1972年(昭和47年)6月5日から6月16日まで、スウェーデン王国の首都ストックホルムで、「国連人間環境会議(United Nations Conference on the Human Environment)」が開催されたことを記念して定められたものです。

この会議は、環境問題をテーマとして行われた大規模な政府間会議としては世界初のものだったそうです。
通称「ストックホルム会議」と呼ばれ、113ヶ国が参加したそうです。会議のキャッチフレーズ「かけがえのない地球 (Only One Earth)」は、今でも色あせないテーマだと思います。
この会議で、「人間環境宣言」及び「環境国際行動計画」が採択されました。採択結果を実行に移すため、国際連合総会の補助機関として国際連合環境計画 (UNEP)が、ケニア共和国の首都ナイロビに設置されました。

日本では、環境基本法(平成5年11月19日法律第91号)第10条第1項で「環境の日」 を設けることとされており、第10条第2項で、環境の日は6月5日とすることが規定されています。また、第10条第3項で、国及び地方公共団体に、「環境の日」の趣旨にふさわしい事業を実施することの努力義務が課されています。

この法律を根拠として、日本の環境省等は、環境の日が含まれる6月を「環境月間」とすることを唱え、毎年日本全国で環境に関するさまざまな行事が行われているそうです。もう平成3年から続いているちょっとした歴史のある「月間」のためか、各都道府県や市町村でそれぞれ様々な行事が行われている一方で、環境省自体の活動は「月間」を周知するポスターを作る程度しか見つけられず、環境の日の行事をとりまとめたサイト等は見当たりませんでした。きっと広がりすぎて取りまとめるのも大変なのだと思います。

世界的にも、国際連合が、日本国とセネガル共和国の提案を受けて1972年(昭和47年)12月15日に国連総会で6月5日を「世界環境デー」と制定しており、国際的な記念日となっています。

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