作務衣及び甚平制作

作務衣(さむえ)や甚平(じんべい)の作り方や型紙、パターン、縫い方について書いていこうと思ってます。

丹沢 大山登山に行った その6

丹沢(たんざわ)大山(おおやま)登山の話の続きです。

見晴台から日向薬師方面に進み、しばらく広くて明るい気持ちの良い道を進みましたが、やがて、道幅が狭くなり、折れ曲がるような道に変わっていきます。
急な斜面を、ジグザグジグザグと降りていくような登山道になりました。ここのあたりは東に向いた斜面のため、午後は日が当たりにくいので、なんとなくうっそうとして暗いような気がしてきます。何度も何度も同じように曲がって、しかも木々に隠れて先つまり下界が見えないので、無限ループに入ったような錯覚にとらわれてしまいそうです。

この坂の地図上の表記や、現地の案内表示では、「九十九曲」となっています。
本当に99回曲がるかどうかは分かりませんが、100未満だけど結構な回数の曲がり道がある、と思えばぴったりの名称です。
この九十九曲、何と読むのか分からず、少し気になりました。
つくもまがり?つづらくま?くじゅうくまがり?地元の方はご存知なのでしょうが、にわか登山客にはさっぱりわかりません。
ひょっとしたら、どこかにローマ字表記の看板でもあって、読み方がそこで分かるようになっているのかもしれませんが、少なくとも私は気がつきませんでした。

ジグザグを相当数繰り返してかなり下のほうで、初めてこのコースに「九十九曲ハイキングコース」なる名称がついていることに気がつきました。ハイキングっていうと、主に小学生がおこなうような、お気楽で苦しくないイメージがありますが、ここはけっこう辛かったです。

途中、ふれあいの森キャンプ場への案内がありました。このキャンプ場を管轄する日向ふれあい学習センターは、かつて、「神奈川県立伊勢原青年の家」だったようです。どちらにしても、メインの管理棟からキャンプ場まで500メートルくらい離れているのですが、キャンプ場内で事故があったときはだれか駆けつけてくださるのでしょうか。

やっと林道に出ることができたときは、ものすごく達成感がありました。
でも地図を見ると、ずっと林道を降りるルートは、500メートル以上遠回りになってしまいます。
仕方なく、またうっそうとした登山道を下りました。
登山道はあまり長くなく、また林道へ突き当たります。そこからしばらく車道を歩く必要があります。途中、日帰り入浴と食事を提供する店があり、誘惑というか心の要求に負けそうでしたが、ストイックに立ち去りました。

登山道を出て2kmほどで、無事日向薬師バス停にたどり着きました。

終わり。

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