作務衣及び甚平制作

作務衣(さむえ)や甚平(じんべい)の作り方や型紙、パターン、縫い方について書いていこうと思ってます。

小さな恋人さくらんぼを買った

スーパーマーケットの店頭でさくらんぼが1パック298円で売られており、おいしそうだったので購入しました。

山形県産で、パッケージには「小さな恋人」と書かれていました。
実の大きさは、ポピュラーな「佐藤錦(さとうにしき)」より大きく、食べてみると酸味が少なく美味しかったので、「小さな恋人」とはどんな品種なのだろう、と思って検索しました。

わかったことは、「小さな恋人」は品種名ではなく、JA全農山形(全国農業協同組合連合会 山形県本部)が出荷するさくらんぼの呼称であることでした。登録商標であるとの説もありましたが、有力なソースを見つけられておりません。
パッケージからはそれ以上の情報を得ることができず、品種が気になる性質のものとしては、少々がっかりしました。

山形県では、「佐藤錦」が栽培量の70%を占めているほか、「紅秀峰(読み方は『べにしゅうほう』)」が栽培量を伸ばしているそうです。紅秀峰は、1991年11月に品種登録された比較的新しい品種で、佐藤錦より実が大きく、果肉がやや硬めです。硬いといってもアメリカンチェリーほどではありません。果肉のかたさは日持ちにつながっており、他の品種よりやや長持ちし、流通性の面でメリットがあるそうです。

そういえば、今日買ったさくらんぼは、「紅秀峰」のような気がしてきました。噛んだときの「ぷちっ」の音と反動が佐藤錦より大きいのです。

近所で一番よく行くスーパーマーケットの店頭では、「小さな恋人」以外のさくらんぼは、「佐藤錦」、「紅秀峰」、「アメリカンチェリー」、そしてたまにアメリカ産の「レーニア」しか見かけないような気がします。もっとも、「小さな恋人」自体、「佐藤錦」か「紅秀峰」のどちらかである可能性が高そうです。

むかしむかし、当時住んでいたスーパーマーケットには、「佐藤錦」と並んで「ナポレオン」という品種が売られていました。「ナポレオン」の果実の大きさは「佐藤錦」より大粒だったように思います。「佐藤錦」と比べると酸味があり、あまり人気が高くなかったと記憶しています。それでも売られていたのは、たぶん佐藤錦と収穫時期が少しずれていたからでしょうか。

しかし、最近は「ナポレオン」が売られているのをあまり見かけなくなってしまいました。さくらんぼの木を更新するときに、わざわざ売れ行きが芳しくない品種は選ばないと思うので、当然かもしれません。それでも「ナポレオン」が今でもどこかで売られているかも知れないと思うと懐かしい気持ちになります。

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